エアコンの掃除をプロに頼もうとしたとき、ファンの汚れが気になりますよね。エアコンファンの清掃は料金上乗せになるのか、疑問に感じる方も多いはずです。実は多くの業者で、ファンを分解して洗う場合はオプション費用の相場が設定されています。
この記事では、標準のクリーニングと追加料金がかかる作業の違いを詳しく紹介します。汚れをしっかり落とすための費用感を知って、納得のいく業者選びをしましょう。実際の作業内容やメリットも具体的に解説します。
標準クリーニングの作業範囲に含まれる内容
エアコンクリーニングを業者に依頼すると、どこまで洗ってくれるのか気になります。基本的なプランには、フィルターやアルミフィン(熱交換器)の洗浄が含まれます。ファンの表面も、組み立てた状態のまま高圧洗浄機で洗ってもらえるのが一般的です。
1. フィルターとアルミフィンの基本洗浄
エアコンの蓋を開けて最初に見えるのがフィルターです。ここを外して、その奥にある銀色のアルミフィンを洗浄するのが標準作業です。多くの業者が、この2か所をメインの清掃ポイントとしています。
2. 外側から届く範囲の吹き出し口清掃
風が出てくる吹き出し口も、標準範囲内で綺麗にしてくれます。タオルやブラシを使い、表面に付いたカビやホコリを拭き取ります。ただし、分解せずに届く範囲までという制限があることがほとんどです。
3. 洗浄剤と高圧洗浄機を使った内部すすぎ
専用の洗浄剤を吹きかけて、高圧洗浄機で一気に汚れを流します。このとき、送風ファンにも洗剤がかかるため、表面の汚れは落ちます。取り外さない状態での「簡易的なファン洗浄」は標準に含まれていると言えます。
エアコンファン清掃のオプション費用相場
ファンの奥まで徹底的に綺麗にするには、追加料金が必要になるケースが多いです。一般的には数千円のプラスで対応してもらえます。機種や業者によっても金額が変わるため、相場をあらかじめ把握しておくのが大切です。
1. 一般的な壁掛けエアコンの追加料金目安
通常の壁掛けエアコンなら、ファン洗浄の追加費用は3,000円から5,000円程度が相場です。これは「完全分解」や「ドレンパン取り外し」といったメニューに含まれることもあります。作業時間が30分から1時間ほど増えるための料金設定です。
2. お掃除機能付きモデルのオプション価格上昇率
お掃除機能付きのエアコンは、構造がとても複雑です。そのため、ファンを取り出す手間が通常の2倍以上かかることもあります。オプション料金も5,000円から8,000円ほどに設定されることが多く、基本料金と合わせると高額になりやすいです。
3. 複数台まとめて依頼した際のオプション割引適用
2台以上のエアコンを同時に頼むと、オプション代が安くなる場合があります。1台につき1,000円引きなどのキャンペーンを行っている業者も珍しくありません。まとめて依頼することで、1台あたりの追加コストを抑えることができます。
業者別に見るファン清掃の料金設定
大手業者ごとに、ファン清掃の料金システムは大きく異なります。基本料金に最初からファン洗浄が含まれている会社もあれば、完全な別メニューとしている会社もあります。代表的な業者の価格を以下のテーブルで比較してみましょう。
| 業者名 | オプション名称 | 追加費用の目安 |
| おそうじ本舗 | 完全分解洗浄 | 8,800円 |
| ダスキン | 標準サービス | 基本料金に含まれる |
| くらしのマーケット | ファン分解洗浄 | 3,000円〜 |
| ユアマイスター | 徹底洗浄コース | 4,000円〜 |
1. おそうじ本舗の完全分解洗浄オプション費用
おそうじ本舗では「完全分解洗浄」という名前でオプションを提供しています。料金は8,800円と少し高めですが、ファンを完全に取り外して丸洗いします。ドレンパンというカビの温床も一緒に洗ってくれるのが特徴です。
2. ダスキンの標準サービスと追加メニューの構成
ダスキンの場合、標準のクリーニングプランでファンまでしっかり洗浄する方針をとっています。別途「ファン洗浄代」という項目はありません。その分、基本料金が他社より少し高めに設定されているという仕組みです。
3. くらしのマーケットなど個人業者の価格相場
個人業者が集まるプラットフォームでは、価格設定が自由です。ファン洗浄を3,000円程度の格安で受けてくれる業者も見つかります。ただし、業者によって技術力に差があるため、事前の口コミチェックが欠かせません。
標準クリーニングとファン清掃オプションの作業内容の違い
「わざわざお金を払ってまでファンを外す必要があるの?」と感じるかもしれません。しかし、高圧洗浄機だけで洗うのと、取り外して洗うのとでは結果が全く違います。作業工程の差を知ることで、オプションの価値が見えてきます。
1. 高圧洗浄機のみで行うファン掃除の限界
ファンを外さない場合、洗浄水の届かない「裏側」や「軸の部分」に汚れが残ります。表面は綺麗に見えても、奥にカビが残っているとすぐに繁殖してしまいます。これが「掃除したのにすぐ臭う」という原因の一つです。
2. 送風ファンを取り外して洗う工程のメリット
ファンを抜き出すと、裏側に溜まったヘドロのような汚れを直接確認できます。ブラシを使って手洗いが可能になるため、100%に近い汚れ除去が期待できます。洗浄残しによるカビの再発を強力に防げるのが大きな利点です。
3. ドレンパン分解洗浄とセットで依頼する重要性
ファンを外す作業の多くは、ドレンパンという受け皿も一緒に外します。ドレンパンはエアコンの中で最もカビが生えやすい場所です。ファンとセットで洗うことで、エアコン内部の衛生状態を劇的に改善できます。
エアコンのファンを徹底的に掃除すべき理由
送風ファンは、部屋の中に風を送り出す重要なパーツです。ここが汚れていると、お部屋の空気そのものが汚れてしまいます。健康面や家計への影響を考えると、ファンを清潔に保つメリットは非常に大きいです。
1. ファンに蓄積した黒カビによる健康被害の回避
ファンに付着した黒カビは、風に乗って部屋中に飛び散ります。それを吸い込むことで、咳やアレルギー反応を引き起こすリスクがあります。特に小さいお子さんやペットがいる家庭では、ファン洗浄の優先度が高くなります。
2. ホコリの付着が引き起こす風量の低下と冷房効率
ファンの羽根にホコリがたまると、風を掴む力が弱まります。すると「強風」に設定しても風が弱く感じられるようになります。効率が落ちるため、部屋が冷えるまでに時間がかかり、無駄なエネルギーを使ってしまいます。
3. 吹き出し口からの嫌なニオイを根本から解決
エアコンをつけた時のツーンとする臭いは、ファンやその周辺のカビが原因です。表面だけの掃除では臭いの元を断ち切ることはできません。奥までしっかり洗浄することで、無臭で快適な風を取り戻すことができます。
ファンに汚れが溜まっているサイン
自分の家のエアコンが「オプションを頼むべき状態か」を見極めるポイントがあります。掃除が必要なサインは、意外とはっきり現れるものです。以下の3つのチェック項目を確認して、汚れ具合を判断してみてください。
1. ルーバーの奥に見える黒い点々や塊
エアコンの吹き出し口を覗いてみてください。風向きを変える板(ルーバー)の奥に、黒い点々が見えたら要注意です。それはホコリとカビが混ざった塊で、すでにファンにびっしり付着している証拠です。
2. エアコンをつけた瞬間に感じる酸っぱい臭い
スイッチを入れて数分間、酸っぱいような嫌な臭いがしませんか。これは内部で雑菌が繁殖しているサインです。特に結露が起きやすい夏場の終わりなどは、ファンが最も汚れやすいタイミングと言えます。
3. 設定温度を下げてもなかなか部屋が冷えない現象
「去年よりも冷えが悪い気がする」と感じたら、ファンの目詰まりを疑いましょう。設定温度を18度にしても冷えない場合、風量が不足している可能性があります。掃除をするだけで、設定温度を上げても涼しく過ごせるようになります。
追加料金を払ってファン洗浄を頼むメリット
数千円の追加出費は痛いと感じるかもしれませんが、長い目で見ればお得になることが多いです。オプション料金を払う価値は、単なる「見た目の綺麗さ」だけではありません。家計を助ける副次的な効果も期待できます。
1. 次回のクリーニングまでの期間を延ばせる節約効果
徹底的に汚れを落とせば、カビが再び増えるまでの時間を稼げます。標準掃除を毎年行うより、3年に1回完全分解洗浄を行う方がトータルコストは安く済みます。一度の掃除の質を高めることが、賢い節約につながります。
2. モーターへの負荷を軽減しエアコンの寿命を延ばす
ファンにゴミが付着すると、重量バランスが崩れてモーターに負担がかかります。それが原因で異音がしたり、最悪の場合は故障して買い替えが必要になったりします。定期的にお手入れをすることで、10年以上長く使い続けることができます。
3. 電気代の節約につながる運転効率の劇的改善
ファンが綺麗になると風の通りがスムーズになり、少ない電力で部屋を冷やせます。実験データでは、洗浄前後で電気代が20%から30%近く変わるケースも報告されています。オプション代は、数ヶ月の電気代の差額ですぐに回収できる計算です。
自分でファンを掃除する際のリスク
最近は市販の掃除グッズも増えていますが、自分で行うのはおすすめできません。エアコンは精密機械であり、特に回転するファンの扱いは非常にデリケートです。無理に自分でやろうとすると、取り返しのつかない事態になる恐れがあります。
1. 市販のスプレー洗剤では汚れを奥に押し込む可能性
市販の洗浄スプレーをファンに吹きかけると、溶け出した汚れが奥に詰まってしまいます。すすぎが不十分だと、残った洗剤がカビの餌になり、かえって不衛生になることもあります。プロのような大量の水でのすすぎは、家庭では不可能です。
2. ファンの破損や軸のズレによる異音トラブル
ファンは高速で回転するため、わずかな歪みも許されません。掃除中に力を入れすぎて羽根を折ったり、軸をずらしたりすると「ガタガタ」という激しい異音の原因になります。一度軸がズレると、修理には高額な費用がかかります。
3. 故障や水漏れを引き起こす素人作業の危険性
電装部に水がかかると、基盤がショートしてエアコンが動かなくなります。また、ドレンホースに汚れが詰まると、室内機から水が漏れて壁や家具を濡らすこともあります。火災のリスクも否定できないため、プロに任せるのが一番安全です。
賢くエアコンクリーニングを依頼するコツ
納得のいく価格でファンを綺麗にするためには、依頼するタイミングや選び方が重要です。少しの工夫で、数千円単位の差が出ることがあります。最後にお得で失敗しないためのポイントを3つ紹介します。
1. 閑散期や早割キャンペーンを利用した費用抑制術
エアコン掃除の繁忙期は6月から8月です。この時期を避けて、4月から5月、または9月から10月の閑散期に依頼しましょう。多くの業者が「オプション半額」などのキャンペーンを実施しており、安くファン洗浄を追加できます。
2. 駐車代や出張費を含めた総額見積もりの確認方法
表示価格が安くても、当日に駐車料金や出張費を請求されるトラブルがあります。予約をする前に「すべての費用を含めた総額」を必ず確認してください。オンライン予約サイトを利用すると、追加費用の有無が明確に表示されるので安心です。
3. 口コミ評価と損害賠償保険への加入有無による比較
万が一の故障に備えて、損害賠償保険に加入している業者を選びましょう。特にファンの取り外しはリスクを伴う作業です。保険があれば、万が一の破損時も無料で修理が受けられます。口コミで「説明が丁寧だったか」を確認するのも有効です。
まとめ
エアコンファンの清掃は、多くの業者でオプション扱いとなっており、3,000円から8,000円程度の追加料金がかかります。標準クリーニングでも表面は洗えますが、カビやニオイを根本から除去したいなら、上乗せ料金を払ってでも分解洗浄を依頼する価値は十分にあります。ファンが綺麗になることで、電気代の節約やエアコンの寿命を延ばす効果も期待できるからです。
まずは、自宅のエアコンの吹き出し口をスマホのライトで照らしてチェックしてみてください。もし黒い汚れが見えるようなら、それがプロに相談すべきタイミングです。業者の見積もりを取る際は、基本料金だけでなく、ファン洗浄を含めた「総額」で比較することを忘れないでください。早めのケアで、清潔で快適な空気環境を手に入れましょう。
