「浴室ハウスクリーニングの範囲はどこまでだろう?」と疑問に思っていませんか。自分では落とせないカビや水垢をプロに頼みたいとき、掃除してくれる場所がわからないと不安ですよね。
基本的には、天井から床まで浴室全体が清掃の対象になります。浴槽はもちろん、蛇口や鏡、排水口までピカピカにしてくれます。この記事では、浴室ハウスクリーニングの具体的な範囲を詳しく紹介します。
浴室ハウスクリーニングの標準的な清掃範囲
浴室クリーニングを業者に依頼すると、基本的には「浴室という箱」の内部を丸ごと洗ってくれます。どこまでが料金に含まれるかを知っておくと、見積もりの際も安心です。一般的な作業範囲を整理して見ていきましょう。
1. 天井から床まで浴室まるごと清掃の基本
プロの掃除は、浴室の空間すべてを網羅しています。天井、壁面、床面、そして浴槽がセットになっているのが一般的です。
さらに、照明カバーや窓の内側、扉なども範囲に含まれます。普段の掃除では手が回らない細かい部分まで、徹底的に汚れを落としてくれます。
2. マンション浴室クリーニングの一般的な対象
マンションの浴室は、コンパクトにまとまっていることが多いです。そのため、標準プランの中でほぼ全ての設備が清掃範囲に含まれます。
カウンターの裏側や、蛇口の裏など、見えにくい場所も作業対象です。限られたスペースだからこそ、隅々まで丁寧に仕上げてもらえます。
3. 一戸建て特有の窓や棚の清掃範囲
一戸建ての浴室には、大きな窓や据え付けの棚がある場合があります。これらの窓の内側や、棚の表面も基本の清掃範囲内です。
ただし、窓の外側は範囲外になることが多いため注意しましょう。収納棚が多い場合は、事前に中身を移動しておくとスムーズに作業が進みます。
天井や壁の黒カビと汚れ落とし
浴室の壁や天井は、湿気がこもりやすくカビが発生しやすい場所です。プロは専用の洗剤と道具を使って、素材を傷めずに汚れを除去します。
1. 手の届きにくい天井のカビ取り作業
天井掃除は、椅子に乗っても手が届きにくく危険な作業です。プロは伸縮性のある道具や脚立を使い、安全に汚れを落とします。
天井に潜むカビの胞子を根絶することで、浴室全体のカビ予防に繋がります。ムラなく薬剤を塗布し、水滴の跡も残さず綺麗に拭き上げます。
2. 浴室の壁面に蓄積した石鹸カス除去
壁面には、シャンプーや石鹸が飛び散った「石鹸カス」が白く固まっています。これは普通の洗剤ではなかなか落ちない頑固な汚れです。
プロは汚れの性質を見極め、酸性やアルカリ性の洗剤を使い分けます。壁の質感を損なうことなく、ツルツルの状態に戻してくれます。
3. コーキング部分に浸透した頑固な黒ずみ
壁のつなぎ目にあるゴム状のコーキングは、カビが深く入り込みやすい場所です。プロは時間をかけて薬剤を浸透させ、カビの色素を抜いていきます。
あまりに古いカビは色が残ることもありますが、最大限の努力で白さを取り戻します。自分で行う「ジョンソン カビキラー」での掃除とは一味違う仕上がりです。
浴槽とカウンター周りの湯アカ洗浄
浴槽やカウンターは、毎日肌が触れる大切な場所です。蓄積した皮脂汚れや湯アカをリセットして、清潔感のあるお風呂に蘇らせます。
1. 浴槽内部と縁のザラつき落とし
浴槽のフチや内側を触ると、ザラザラした感触があるかもしれません。これは水道水の成分と石鹸カスが混ざり合った汚れです。
専用のパッドと洗剤を使い、浴槽を傷つけずに優しく磨き上げます。光沢が戻った浴槽は、お湯を張ったときの透明感が違います。
2. シャンプー台やカウンター下のぬめり取り
カウンターの下側は、視線に入りにくいため汚れが溜まりやすいスポットです。ピンク色のヌメリや黒カビがびっしり付いていることもあります。
プロは鏡などを使って死角を確認し、徹底的に洗浄します。ヌメリの原因菌を除去することで、嫌なニオイの発生も抑えられます。
3. 風呂釜の循環口周辺の汚れ除去
浴槽にあるお湯の出し入れ口である循環口も、表面の清掃範囲に含まれます。フィルターを取り外し、網目に詰まった汚れを細かく洗い流します。
ただし、配管内部の洗浄は別メニューになっている業者が多いです。気になる方は「風呂釜洗浄」というオプションを検討してみましょう。
水栓金具やシャワーヘッドのウロコ取り
蛇口やシャワーがピカピカに光っていると、お風呂全体が新しく見えます。プロの技術が最も分かりやすく現れるポイントの一つです。
1. 蛇口やカランの曇りを除去する磨き上げ
ステンレス製の蛇口にこびりついた白いウロコ模様は、非常に硬い汚れです。プロは特殊な研磨剤を使い、鏡のような輝きを再生させます。
細かい隙間に溜まった青白いサビや汚れも、ブラシで丁寧にかき出します。磨き上げられた蛇口は、清潔感の象徴と言えるでしょう。
2. シャワーヘッドの目詰まりとホースの洗浄
シャワーヘッドの穴が詰まると、お湯の出が悪くなってしまいます。プロはヘッドを分解したり、つけ置きしたりして目詰まりを解消します。
汚れが目立つシャワーホースも、一本ずつ手作業で拭き上げます。ホースの折れ目の汚れまでしっかり落としてくれるのは嬉しいですね。
3. お風呂の水垢掃除プロによる専用洗剤活用
プロは、市販されていない高濃度の酸性洗剤を使用することがあります。例えば「リンレイ ウルトラハードクリーナー 水アカ・ウロコ用」のような強力な成分の薬剤です。
汚れに合わせた適切な洗剤選びが、素材を傷めないコツです。短時間で確実に水垢を溶かし出し、新品のような手触りに仕上げます。
鏡の清掃と照明カバーの汚れ除去
鏡の曇りや照明の暗さは、バスタイムの快適さを損なう原因になります。明るい浴室を取り戻すための作業範囲を確認しましょう。
1. 鏡表面のくすみと軽微な水垢洗浄
鏡の表面に付いた軽い曇りや石鹸カスは、標準的な清掃範囲で綺麗になります。日常的な汚れであれば、拭き掃除だけで十分に透明感が戻ります。
プロが仕上げた鏡は、お風呂上がりの視界をクリアにしてくれます。曇り止め加工が施されている鏡でも、素材に合わせた洗浄を行います。
2. 壁面照明カバーの取り外しと内部清掃
照明カバーを外すと、中に虫の死骸やホコリが溜まっていることがあります。プロはカバーを取り外して、内側も外側も丸洗いします。
光を遮る汚れがなくなることで、浴室全体がパッと明るくなります。電球の交換が必要な場合は、ついでにお願いできることもあるので相談してみましょう。
3. 鏡のウロコ取りオプションとの違い
鏡に真っ白く固着した「ダイヤモンドウロコ」は、標準清掃では落ちない場合があります。これは非常に硬いため、専用の機械で研磨する必要があるからです。
多くの業者では、鏡の本格的な研磨は有料オプションとして設定されています。自分の家の鏡がどの程度汚れているか、事前にチェックしておきましょう。
換気扇カバーとフィルターの清掃範囲
換気扇は、浴室の湿気を逃がすための要となる設備です。ここが汚れていると、カビが発生しやすくなるため、重要な清掃ポイントです。
1. 換気扇パネル表面の埃と汚れ拭き
換気扇のカバー(パネル)は、ホコリや油分を吸い込んでベタついていることが多いです。プロはパネルを取り外し、洗剤でスッキリ洗い上げます。
高い場所にある設備なので、自分で掃除するのは一苦労です。プロに任せることで、見栄えも動作もスムーズになります。
2. フィルターを取り出してのホコリ洗浄
カバーの奥にあるフィルターも、標準の清掃範囲に含まれます。目に詰まったホコリを水洗いして取り除き、乾燥させてから戻します。
フィルターが綺麗になると、換気効率が劇的に改善します。浴室が乾きやすくなり、結果としてカビの抑制に繋がるのが大きなメリットです。
3. 浴室乾燥機付き換気扇の対応範囲
多機能な浴室乾燥機の場合、内部のファンまで洗うのは別料金になることが一般的です。標準範囲は、あくまで「外せるパーツと表面」までとなります。
内部にカビが生えている場合は、専用の分解洗浄オプションが必要です。エアコン掃除と同じように、分解して奥まで除菌してもらうと安心です。
排水口の分解と床のヌメリ除去
お風呂のニオイが気になるなら、排水口の掃除が欠かせません。プロの仕事は、目に見えない部分のヌメリまで根こそぎ除去することにあります。
1. 排水口トラップやヘアキャッチャーの分解清掃
排水口の蓋を開け、中のパーツをすべてバラバラにして洗浄します。ヘアキャッチャーに絡まった髪の毛や、ドロドロのヌメリを洗い流します。
パーツの裏側や溝に溜まった汚れも、細いブラシで見逃しません。分解して洗うことで、長年の蓄積汚れがリセットされます。
2. 浴室の排水口掃除業者による奥の汚れ取り
手が届く範囲の排水管の入り口付近まで、プロは綺麗にしてくれます。高圧洗浄機を使うオプションもありますが、標準でも見える範囲はピカピカです。
ニオイの元となるバクテリアを除去するため、除菌洗浄も行われます。作業後は、驚くほど水の流れがスムーズになるのを感じるはずです。
3. 床の溝に溜まった皮脂汚れと黒ずみ除去
最近の浴室の床は、滑り止めのための細かい溝が彫られています。この溝には皮脂汚れや石鹸カスが入り込み、黒ずみの原因になります。
プロは床専用の硬いブラシを使い、溝の奥まで汚れをかき出します。最後はしっかりと乾燥させることで、汚れの再付着を防ぎます。
扉のゴムパッキンやドア枠の洗浄
意外と汚れが溜まっているのが、浴室の扉周りです。隙間汚れを放置すると故障の原因にもなるため、プロの細やかな手作業が光ります。
1. 浴室ドア両面の水垢とホコリ除去
ドアの透明なアクリル板やガラス部分に付いた水滴跡を洗浄します。浴室側だけでなく、脱衣所側の表面も綺麗にしてくれる業者が多いです。
取っ手周りの手垢汚れも、除菌洗剤で拭き上げます。ドアが綺麗になると、脱衣所からの見た目もガラリと変わります。
2. ドア下部レールや通気口の詰まり清掃
ドアの下にあるレール部分には、ホコリや髪の毛がびっしり詰まりがちです。ここを放置すると、水の流れが悪くなり脱衣所に水が漏れることもあります。
プロは細いヘラやブラシを駆使して、狭い隙間の汚れを全て取り除きます。通気口の詰まりを解消することで、空気の通りが良くなり乾燥が早まります。
3. ゴムパッキンのカビ取りと漂白作業
ドアの縁にあるゴムパッキンは、カビの温床になりやすい場所です。プロは強力な洗剤をパックするように塗布し、じっくりカビを殺菌します。
真っ黒だったパッキンが白くなるだけで、お風呂全体の印象が明るくなります。自分では落とせなかった頑固なカビも、プロなら対応可能です。
追加料金が発生する主なオプション項目
標準範囲だけでも十分綺麗になりますが、より完璧を求めるならオプションも検討しましょう。多くの人が選ぶ、人気の追加メニューを紹介します。
1. 浴槽エプロン内部洗浄の必要性と料金
浴槽の側面にあるカバー(エプロン)を外し、その内部を掃除する項目です。ここは湿気がこもりやすく、実はカビが最も発生しやすい「魔窟」です。
料金は3,000円から6,000円ほどが相場となっています。1年以上開けていない場合は、健康のためにも依頼することをおすすめします。
2. 浴室乾燥機分解洗浄の作業内容と効果
換気扇の内部にあるファンや熱交換器を分解して洗うメニューです。ここを洗うと、乾燥機能のパワーが復活し、電気代の節約にも繋がります。
相場は1台5,000円から8,000円程度です。冬場に暖房機能をよく使う家庭や、部屋干しが多い家庭には必須のオプションです。
3. 防カビコーティングによる綺麗な状態の維持
掃除が終わった後の綺麗な状態を長持ちさせるための加工です。壁や天井に特殊な薬剤をコーティングし、カビの発生を長期間抑えます。
費用は3,000円から5,000円程度で、効果は半年から1年ほど持続します。お掃除の回数を減らしたい忙しい方にぴったりの選択肢です。
作業対象外となる箇所と注意点
トラブルを防ぐために、あらかじめ「できないこと」を把握しておくことも重要です。業者を呼ぶ前に、以下の点を確認しておきましょう。
1. 浴室内の洗面用具や小物の洗浄可否
シャンプーボトル、洗面器、お風呂の椅子などの備品は、基本的に清掃対象外です。これらは作業の邪魔になるため、事前に外に出しておくのがマナーです。
業者によってはサービスで洗ってくれることもありますが、期待しすぎないようにしましょう。備品の洗浄もメニューに含まれているか、事前の確認が安心です。
2. 浴室窓の外側や網戸の清掃範囲外
浴室に窓がある場合、清掃してくれるのは「内側のガラス面」までです。外側のガラスや網戸は、窓クリーニングという別のカテゴリになります。
もし網戸も洗ってほしい場合は、追加料金で対応可能か相談してみてください。無理にお願いすると、全体の仕上がりに影響が出る可能性があります。
3. 経年劣化による変色や完全に浸透したカビ
プロでも落とせない汚れが存在します。例えば、10年以上放置してゴムの奥深くまで入り込んだカビの色素は、完全に消えないことがあります。
また、プラスチックの変色やサビによる腐食は、掃除で直すことはできません。あくまで「汚れを落とす」のが目的であり、リフォームではないことを理解しておきましょう。
料金相場と必要な時間の目安
最後に、依頼する際の具体的なスケジュール感や予算についてお伝えします。無理のない計画で、プロの技を体験しましょう。
1. 12,000円から22,000円前後の費用相場
浴室ハウスクリーニングの標準的な料金は、15,000円前後がボリュームゾーンです。大手業者やオプションを追加した場合は、20,000円を超えることもあります。
安すぎる業者は、清掃範囲が極端に狭いことがあるので注意が必要です。見積もりの中に、先ほど紹介した範囲が全て含まれているか確認しましょう。
2. 1.5時間から3時間程度の標準作業時間
作業時間は、浴室の広さや汚れ具合によって前後しますが、平均2時間ほどです。エプロン洗浄などのオプションを追加すると、さらに30分から1時間加算されます。
作業中は浴室が使えなくなるため、午前中や昼間の時間帯に予約するのがベストです。立ち会いが必要なケースが多いため、当日は時間に余裕を持っておきましょう。
3. お風呂掃除プロの値段を抑える時期の選び方
ハウスクリーニングには繁忙期があります。12月の大掃除シーズンや、引っ越しが増える3月・4月は、料金が高くなったり予約が取りにくくなったりします。
逆におすすめなのが、1月・2月や、秋口の閑散期です。キャンペーンで安くなっていることも多いため、お得に依頼したい方は時期をずらして検討してみましょう。
まとめ
浴室ハウスクリーニングは、天井、壁、床、浴槽、蛇口、排水口まで、お風呂の空間すべてをプロの技術でリセットしてくれるサービスです。自分では手が届かない天井のカビや、硬く固まった水垢も、専用の洗剤と道具で徹底的に取り除いてくれます。
今日からできる一歩として、まずは浴室の扉や蛇口の汚れをチェックしてみてください。もし自分の手に負えないと感じたら、プロに見積もりを依頼してみるのが賢い選択です。綺麗な浴室を保つために、日頃から「花王 バスマジックリン」などでこまめに掃除をしつつ、1年に1回はプロに頼んで大掃除を行うのが理想的です。清潔で明るいお風呂なら、一日の疲れもきっとスッキリ癒されるはずですよ。
